Cote de Nuitのシャルドネはごく一部の例外を除いて国道沿いの低地で作られている為どうしてもぽったりとし田舎っぽい作りになることが多い。
コートドボーヌのようなフィネスはないが、値段も手ごろでアペリティフやカジュアルな感じで楽しる。
優れた赤の作り手の中にはわざわざ白を作ってみたいという人もいて、ざっと考えただけでもDujac、Vigot, R.Chevillonなどが浮かぶ。
PonsotやB.Clairなどもわざわざアリゴテを作っている(多分一番高いアリゴテであろう)。
そういえば以前B.Dugatを訪ねた時、彼もそう言っていたと思う(ムルソーに畑を買うと言っていたっけ)。
抜栓直後はトロピカルな香り。
ただ白い花もあり、シャルドネであることが分かる。
樽香は感じられない。
口の中はトロピカルで厚みもあるがちょっと切れもある。
酸は少し低いものの、きちんとあり、バランスはなかなかである。
ミネラルは中庸、フィニッシュも長い。
このクラスでは中々であろう。ただ値段(20ユーロ超)を考えるとちょっと躊躇う。
まあ、レア物(2樽)として考えれば良いのかもしれない。